こわいよ。(怖がりな人は読むべからず)
某中学でのお話です。
今から20年以上前の話になりますが
残念なことに 当時、自殺してしまった生徒がいました。
特に いじめとかではなかったそうですが
部活動や学業に悩んでいたそうです。
その翌年に うちの兄が入学しました。
卒業していれば入れ替わりで入学したことになります。
その場所は3階の3年1組と2組の間にあって
いまでは、新しい校舎との間に渡り廊下ができいますが
当時は その下はブロックで囲ってあって
そこで腐葉土を作っていたそうです。
時は過ぎ
それから3年後 兄は3年1組になりました。
そして ある日の授業中 廊下から泣き声が聞こえ来たそうです。
すぐ近くで泣いているようでしたので、その声を聞いた生徒たちは 先生にその事を告げます。
先生も その声を確認すると
廊下に出て声の主を捜したそうです。
廊下を覗いた生徒はだれもいなかったと話したそうです。
先生は、隣の教室まで確認にいったようですが
やがて 声は聞こえなくなって
授業を再開したそうですが
しばらくして また 泣き声が・・・
声の主を確認できないことに 教室はパニック状態になり大変だったそうです。
結局 その後は その泣き声は
聞こえることはなかったそうですが。
その翌々日、脳梗塞で このときの先生が亡くなりました。
当然 生徒やPTAそして同僚の先生 全員でお見送りをしたそうですが
「亡くなった生徒さんに、何かを伝えるために亡くなったのかもしれないね」と皆 口々に話していました。
このクラスは義務教育 最後のクラスということもあって
父母会も 非常に仲が良くて、いろいろなクラスイベントを開き 亡くなった先生も 行事には積極的に参加していたようです。
しかし、この父母会の会長さんも
その数週間後、同じ病気で亡くなられました。
そして 会長が亡くなられて、この父母会も解散しました。
亡くなられた方の想いが いつしか
先生や親御さんたちを呼び寄せたのかもしれませんね。
関連記事